私がアーユルヴェーダセラピストをやっている理由
アーユルヴェーダサロン「アーユス」のセラピストCHIEMIです。
今回は、私がアーユルヴェーダセラピストをなぜ目指したのか、その想いを書きました。
お時間があれば見てくださると嬉しいです。
私がアーユルヴェーダセラピストを目指した理由は、生まれ故郷である長野県の平均寿命が全国トップクラスである一方、健康寿命が意外にも下位であるという現実に直面したからです。
長生きしても、健康でなければ人生を楽しむことは難しい――
このことを痛感したのは、私自身の家族の経験からでした。
保育園の頃、祖父が事故に遭い、介護が必要になりました。そして、父はがんと闘い、亡くなるまでの期間、私たちに「生きたい」という強い意志を示していました。祖母も晩年は介護が必要で、母はずっと付きっきりで支えていました。
特に印象に残っているのは、デイサービスに向かう祖母が、自宅から車までのほんの数歩を歩きながらぽつりとつぶやいた言葉です。
「歳は取りたくないもんだ」
かつては「100歳まで生きるんだ!」と目を輝かせていた祖母とは、まるで別人のようでした。
この現実が私の中に深く刻まれ、長生きすることが必ずしも幸せとは限らないと感じるようになりました。
そんな私自身も、アーユルヴェーダを学ぶ前は人生に対して悲観的で、「30歳までに人生を終えられたらいいな」とさえ思っていました。若さが失われていくことに焦りを感じ、歳をとることが怖かったのです。しかし、アラサーになった今、私は「素敵に年を重ねていきたい」と思えるようになりました。
頬に小さく浮かんできたシミさえも、「これが私の時間の証」と愛おしく感じています。
私は、年齢を重ねることを楽しめる人を増やしたい。
そのためにアーユルヴェーダの力を伝えていきたいと考えています。
自分の体質や得意不得意を理解し、アーユルヴェーダのセルフケアを取り入れれば、きっと生きやすくなり、人生がもっと楽しくなるはずです。
自分自身を理解し、優しくなれれば、人にも優しくなれる。そうやって、心も体も健やかに年を重ねていける人が増えれば、日本はもっと豊かになると信じています。
そんな未来を目指して、私はアーユルヴェーダセラピストとして歩んでいきます。
どうぞよろしくお願いいたします。